スニーカーペイントが剥がれる原因は?下処理・厚塗り・素材の確認
スニーカーに塗った色が剥がれた場合、すぐに同じ塗料を重ねる前に、素材・下地・塗り方を確認しましょう。仕上げ剤を足すだけでは解消しない原因もあります。ここでは主に、スムースレザーへAngelus(アンジェラス)でペイントする場合の確認点を紹介します。
剥がれた場所と状態から整理する
| 状態 | まず確認すること |
|---|---|
| 塗膜がまとまって浮く | 下地の汚れ・油分・既存コーティング、素材への適合 |
| 曲がる場所にひび割れが出る | 塗膜の厚さ、素材の状態、乾燥・硬化 |
| 接地面や擦れる場所だけ落ちる | 摩耗の強さと施工箇所への適合 |
この表は原因を断定する診断表ではありません。靴の表面素材そのものが剥離している場合は、塗装以外の補修判断が必要です。
原因1 下処理や素材が合っていない
汚れや油分、元の仕上げが残ると塗料が密着しにくくなる場合があります。塗る部分の素材を確認し、適合する下処理を行って十分に乾かします。レザー用の下処理剤を布・樹脂・ビニール等へ一律に使わないでください。

写真は当店の既存の下処理工程です。剥がれを再現した比較試験ではありません。
原因2 一度に厚く塗っている
厚い層で一度に隠そうとせず、薄く塗り、各層を乾かしてから重ねます。メーカーも下処理と薄塗りをひび割れ対策の基本として案内しています。必要な回数は下地・色・施工範囲で異なります。
原因3 乾燥・硬化前に使用している
表面が乾いた感触と、使用できる状態は同じとは限りません。塗膜の厚さや温湿度でも乾燥は変わります。製品の案内を確認し、十分に乾燥・硬化させてください。加熱で一気に解決しようとせず、素材や接着部への影響を確認します。
塗り直す前のチェック
- 元の素材自体が劣化・剥離していないか。
- 塗る箇所に適合する塗料・添加剤を使っているか。
- 浮いた塗膜の上へそのまま重ねようとしていないか。
- 目立たない場所で小さく試せるか。
状態が判断できない場合は施工を止め、写真と使用製品・工程を整理して相談してください。
必要な用品を確認する
ARATAプレペイントは適合するレザーの下処理に使用します(プラスチック・ビニール不可)。フィニッシャーは艶調整や小傷への保護を加える製品で、下処理不足や素材の劣化を直すものではありません。
基本の手順と関連ガイド
参考:Angelus公式FAQ(英語)。使用する製品の容器表示と素材別の案内を優先してください。